2023/09/08 21:32


UTZ (ウツ)
カカオや珈琲、お茶農家さんに『地球に優しい農法』『優良な労働環境』を推進する団体
農園や家族を守る事につなげる活動です。
UTZプログラムでは、「トレーサビリティを重視し、オンライントレーサビリティシステム」を提供しています。

バードフレンドリー
バードフレンドリープログラムでは、シェードグロウンで作られたコーヒー豆をプレミアム価格で買い続ける事で農家さんを支えています。
シェードグロウンとは原生林の状態を保ち、森林によるシェードを保ち、有機栽培かつ収穫も手摘みという伝統農法です。
1990年代後半、中米、北米で渡り鳥の減少が起こり、シェードグロウンによって渡り鳥の休息の場を保ち渡り鳥を守る活動が始まりました。
渡り鳥を守る活動の一面もある認証になります。

JAS認証
有機食品の検査認証制度
日本の制度
有機食品のJASに適合した生産が行われていることを登録認証機関が検査し、その結果、認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
この「有機JASマーク」がない農産物、畜産物及び加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。
有機にのみ焦点をあててるのは熱帯雨林のない日本だからでしょう。

認証団体の多くの根本に『自然破壊』『不平等な取引』『劣悪な労働環境』を食い止める、改める事が目的にあります。
そこでよく用いられるのが『サステナビリティ』と『トレサビリティ』です。

サステナビリティとは『持続可能性』
自然環境を守り、公平な取引を行うことにより、持続的に生産を続けられる社会を作る事が目的です。

トレサビリティとは『追跡可能』
誰がつくり、どの農園や工場を経てどのような流通をしているのかを一つ一つ課程を明確に追える事で食品の安心、安全を保証できます。

このような取り組みが安定してきて、更に良質な取り組みに入った事により、自然と美味しいコーヒーと巡り会えているのだと思ます。

ただアジアの多くの農家さんは小農家であり、文字が読めなかったり、書けなかったり。
その多くの農家さんは伝統農法を引き継ぐことが至極当然であり、認証に値します。
申請し認証をもらうハードルは環境とは別なところにあります。
そうした中、多くの支援団体やエクスポーターさんなどの努力により農家さんへ還元される機会も増えてきているように聞きますが、現地へ行って見た訳では無いので本当のところは分かりません。
本当の意味で農家さんに寄り添い、本当の意味で平等に認証が与えられる社会が近くに来ていると信じています。